カフェ開業に調理師免許は必要?

Pocket

調理師免許は国家資格で、取得するには二つの方法がります。
一つは、厚生労働大臣が指定した調理師学校の調理師免許専門課程を卒業する方法です。昼間なら1年間、夜間なら1年6カ月履修すると調理師免許が取得できます。
もう一つは飲食店で2年以上の実務経験を積んだのち、都道府県知事が実施する調理師試験に合格し取得する方法です。

カフェ開業での調理師免許の必要性

32b542e54e3bd8f8f426afa36cd4d8c7_m

ここで疑問がわいてくるのは、調理師免許がなくても調理に携わる仕事ができるのかという点です。
医師や看護師、理美容師は免許がなければ業務ができない業務独占資格です。それとは反対に、名称独占資格は、免許なしで資格の名称を名乗ることは法律上処罰の対象になりますが、資格がなくても業務に従事できます。理学療法士、介護福祉士などが名称独占資格にあたり、調理師もその一つです。

それでは、どんな人たちが調理師免許を目指すのでしょうか?将来のシェフや調理人を目指して調理学校に進学する人にとっては、希望の飲食店に就職するためのキーカードが調理師免許なのです。現場で実績を積んだ調理人にとっては、実力を証明できる重要な資格です。

2008年の調理師法改正により、飲食店では調理師免許者を置く努力規定が設けられました。飲食を提供するお店ではなるべく調理師免許を取得してくださいね、という指導です。

カフェ開業に際して、食品衛生法に基づく食品衛生責任者資格は、必ず必要になります。食品衛生責任者資格がなければ、食品営業許可はおりません。
調理師免許を持っている人は、食品衛生責任者になることが出来ます。
調理師免許取得者は食品衛生責任者に求められる衛生法規や公衆衛生学、食品衛生学を履修し習得したことが認められているからです。

調理師免許は衛生法のほかに食文化、栄養学、食品学、調理理論などを専門に勉強した人が認定される資格です。
カフェ開業に必要な資格ではありませんので、カフェオーナーで取得されている方は少ないかもしれません。
おしゃれなドリンクやフードを提供する非日常を提供するカフェだからこそ、イメージや雰囲気だけではなく、飲食業の基本である調理師資格を取得することは、客の立場から見ると評価できるポイントの一つです。
お客様からの信頼を得られるという意味では、取得しておいて損はありません。

カフェ開業に調理師免許は必ずしも必要ではありません。
不可欠な資格は食品衛生責任者ですが、調理師免許を持っていれば食品衛生責任者になることができます。
調理師免許は厚生労働大臣が認定する調理師学校を卒業するか、実務経験2年以上があれば検定試験に合格することで取得できます。
直接必要ないとしても、お客様から信頼を得られる資格ですので、目指してみることをオススメします。

カフェのおすすめ資格

カフェ開業には、コーヒーの知識は必須ですよね。コーヒーについて学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。
formieのコーヒースペシャリストは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、初めてカフェ開業を目指しコーヒーを学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめカフェの資格はこちら

コーヒー資格
カフェ資格TOP