カフェ開業で失敗するパターンを知っておこう

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カフェ開業で失敗するパターン

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カフェ開業にあたって、お店のコンセプトやコンセプトを実現する経営計画はしっかりと練れているでしょうか?
得意のお菓子を提供するカフェにしよう、コーヒー好きが高じて、くつろいでもらえる店舗を作ろうというのは思いつきにしかすぎません。
提供するドリンクやフードの知識やスキルなどのハード面は当然ながら、接客やサービスなどのソフト面にも十分な習熟が必要です。
飲食業の場合、メニューの原価率は30パーセント以下に抑えないと利益を生むのは難しくなります。価格は地域性がありますから、近隣の同業店が設定している価格を目安にします。カフェ指向のお客様は価値のあるものにお金を惜しまないので、高単価メニューを避ける必要はありません。自店の価格が地域価格からかけ離れている場合は、代価に見合う付加価値があるかどうか客観的に検討しなおしましょう。

出店したい地域にカフェのニーズがあるのか、事前にマーケティングが必要です。
駅前やメイン通りは人の往来が多く、フリーの来店が見込めるかもしれません。しかし家賃の坪当たり単価が高いので、席の回転率が上がらないと利益は見込めません。ファストフード店やテイクアウト専門店に向いている立地です。
カフェをオフィス街に出した場合の勝算を考えてみましょう。ランチタイムは時短で手ごろな料金で済ませられる定食食堂、蕎麦屋、お弁当店が圧勝です。イタリアンなどのレストランも苦戦するエリアです。
アフターワークはサラリーマン、サラリーウーマン定番の居酒屋、スタンディングバーにお客様は流れるでしょう。
カフェは長い時間滞在するお客様が中心です。郊外に出店するカフェが増加しているのが最近の傾向です。
カフェ出店の立地にかなった店舗を見つけるには、時間に余裕をもって探しましょう。

カフェが経営的に軌道に乗るのは、約2年と言われています。これは他業種や類似の飲食店に比べて早い数字です。
逆発想でいえば、軌道に乗るまでの赤字期間を乗り切る資金を開業から準備しておかなくてはいけないということです。
手持ち資金は開業で枯渇していたり、開業時から資金の借り入れをしていたりでは、当然のことながら資金ショートで閉店の憂き目にあう可能性は高くなります。
テナント契約金、設備の改装や店内のインテリアなどにかかる初期費用をなるべく低く抑えるのが肝心です。

カフェをオープンしたからといって、お客様が足を運んでくれるわけではありません。
来客がないからお店を早仕舞いしたり、クローズ日が増えたりということではリピーターはつきません。
多少の固定客が付いてもお店をアルバイトに任せるようなオーナー不在のお店では、せっかくの顧客が離れてしまうでしょう。

カフェ開業の成功しっかりとした経営コンセプトを持ち、いかにニーズのある立地を選べるかにかかっています。
開業資金や運転資金を綿密に算出し、計画をたてるのも重要です。
カフェ店舗数は、この10年で10パーセントも減少しています。成功店の裏に失敗店が続出しているのも事実です。
カフェ開業は、自分の理想を追い求めて自己表現する場ではありません。お客様サイドに立ったカフェだけが選ばれているので、顧客視点を忘れずに計画を立てましょう。

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