食品に関係する職場では必ず耳にする食品衛生責任者とはどのような資格のなのでしょうか。食品衛生責任者の資格の取得方法とは何かをまず調べてみましょう。
食品衛生責任者の資格の取得方法
食品衛生責任者の資格の取得方法は簡単に言うと養成講習会を受講するというものです。この養成講習会の中で扱われるのは公衆衛生学についてで、詳しくは伝染病や疾病予防、そして環境衛生について教えられます。そして、労働衛生などについても詳しく説明されます。さらに衛生法規についても学習することができます。
食品衛生法や施設基準、そして現場の管理者なら気になる管理運営基準についても講習を受けることができます。規格基準や公衆衛生法規も扱われるので、食品衛生に関係する仕事をしているなら知っておいた方が良い法律については一通り学ぶことができます。
また、食品衛生学についても3時間ほどみっちり時間をかけて学習していきます。ニュースでも耳にすることのある食品事故の事例や食品の取り扱いについて学びます。そして施設の衛生管理の仕方や普段から行える自主管理について詳しく解説されます。
こういった濃い内容の養成講習を受講するなら食品衛生責任者の資格を取得することができるのです。
費用について
食品衛生責任者養成講習会の費用は10000円となっています。この費用の中には養成講習会で使う教材費も含まれていますので、基本的には10000円以上は資格取得にはかからないと言えます。養成講習会の費用は受講当日に納めるようになっていますので覚えておきましょう。
知っておきたいポイントとしてこの養成講習会を受講しなくても食品衛生責任者の資格を取得できる人がいると言うことです。
それは、栄養士や調理師としての資格をすでに持っている場合は養成講習会への出席を免除されます。さらに、製菓衛生師やと畜場法に規定する衛生管理責任者や作業衛生責任者も免除されます。
そして、食鳥処理衛生管理者や船舶料理士、また、そのほかの食品衛生管理者や食品衛生監視員になることができる資格を持っている人も養成講習への出席を免除されます。
養成講習会に出席して食品衛生責任者の資格を取得したなら、修了証書が発行されます。この修了証書は全国どこでも有効なので、東京で養成講習会を取得しても他の件で食品衛生責任者として働くことができます。この取り決めは平成9年4月1日から全国標準化のために施行されているものです。
比較的取得しやすい食品衛生責任者の資格なので食品関係の仕事をしているなら目指すことができるでしょう。
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