レストランやカフェなどで食事や飲み物をサービスするプロと見なされるのがレストランサービス技能士です。レストランサービス技能士になるには技能検定を受ける必要がありますが、この検定はどのような内容なのでしょうか。
レストランサービス技能士の受験資格
まず、レストランサービス技能士の検定を受けるための受験資格について知っておきましょう。
まず、3級の受験資格は大学や短期大学、または高校などでレストランの料飲サービスについての学科を修了して卒業した人か、レストランのサービス関連の職業訓練を受けた人です。もしくは、レストランや料飲サービス業務に1年以上就いていた実務経験者となっています。
2級の受験資格は、3級と同じで学歴の制限があり、短期大学か専門学校で料飲サービス系の学科を修了している場合は1年以上の実務経験が必要となります。高校での料飲サービスの学科を終えた場合は2年以上の実務経験が必要となります。もしくは料飲サービスの実務経験が3年以上あれば、学歴に関係なく受験することができます。
もし、3級を取得しているなら、資格取得から2年以上実務経験があるなら2級を受験することができます。1級についての受験資格はハードルが高く、大学で料飲サービスの学科を修了していても実務経験が8年以上も無ければなりません。
検定内容と難易度について
レストランサービス技能士検定の内容はどのようなものなのでしょうか。
それは学科試験と実技試験に分かれており、2級や3級の場合は学科試験では食品衛生や公衆衛生について扱われます。そして、レストランサービスや料飲一般についての基礎知識について出題されます。
そして、興味深いのは日本の食文化についても扱われることです。事前に、食文化について学んでおくと良いでしょう。さらに、施設の管理の仕方やクレーム対応の仕方なども扱われます。実技試験はテーブルサービスの技術や接客マナーが審査されます。
1級の試験では、学科試験では料飲サービスに関係する法律について出題されたり、安全衛生に関する高い知識が扱われたりします。実技試験では、より質の高い接客マナーやテーブルサービスの技術が審査されます。そして、2級や3級ではなかったワゴンサービスについても審査されます。
毎年の平均合格率は3級が55パーセント前後、2級が40パーセント前後となっており、1級はさらに低く35パーセント前後です。
それである程度の高さの難易度であると言えます。
レストランサービス技能士の資格を取得するためには時間をかけて勉強しておく必要があります。
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